シャルル・バルグ「デッサン教本」
<おことわり>
ゼロデッサンクラブの講座では、シャルル・バルグのメソッドの指導および推奨はしておりません。
皆さん、シャルル・バルグ(Charles Bargue)というフランス人画家をご存知ですか?
『デッサン教本』(原題:DRAWING COURSE)という本で知られています。(1866年-71年の間に出版)
こちらの本、石膏像デッサンから巨匠の作品の習作、実際のモデルの素描がマスター出来るように構成されています。(197枚のリトグラフからなっています)
19世紀後半にフランスの美術学校でよく使われていたそうで、
あのフィンセント・ファン・ゴッホもこの本をもとに絵を勉強していました。
wikipediaによると1880年-81年(27,8歳の頃)で一揃い模写をして、その後も一部を模写したとか。ものすごいボリュームです。
インターネットで検索すると中身の画像が沢山出てきますが、
光と陰の境界線を形が上手くとれるようにひいて、描き進めていくという方法を用いています。
(良いかどうかはまた別としても)見ているだけでもなかなか面白いですよ。
是非デッサンを勉強されている皆さんにも教えて差し上げたいなと思い、今回ブログで取り上げてみました。
150年ほど前に出版された「デッサン教本」ですが、海外では現在でもこちらを使って絵の勉強をされている方もいるみたいです。
(Twitterなどで「バルグやったよ〜」とつぶやいてる方などを見かけます。
こちらのメソッドを使って教えている学校もあるみたい。方法としては、バルグの模写をしてから実際の石膏像デッサンにうつっていくようです)
ご興味のある方は「こういうのもあるんだな」と是非チェックしてみて下さいね。
「デッサン教本」を手に入れるには、日本のamazonでは出品者からしか購入出来ませんが、amazon usaやukでは通常の値段で現在でも購入することが出来ます。
(追記:2021年9月現在は日本のAmazonでも普通に販売している様です♪)
海外では図書館に置いてあったり、美術館で注文して買うことも出来るそう。
もしかしたら日本の美大、藝大の図書館にもあるかもしれませんね。
日本国内でも購入出来る、または閲覧出来るという情報がありましたら、是非ゼロデッサンクラブまでお寄せください。よろしくお願いします。
(ネット上でpdfや画像を配布しているところもありますが、DLされる場合は自己責任でお願いします)