ゼロデッサンクラブ

東京都・中野区で人物画や石膏デッサンの講座を行っている「ゼロデッサンクラブ」のブログです。東京藝大・大学院修了の講師が基礎から丁寧に指導します。Plaster cast&human figure drawing school in TOKYO,JAPAN

木炭の芯抜きのやり方 <初心者の方へ★>

こんにちは。ゼロデッサンクラブです。

 

石膏デッサンが初めての方・初心者の方向けへ、ブログ上で少し講座をさせて頂きます♬

今回は「木炭デッサン」を描く方向けです。

 

木炭で描く場合、描き始める前に「芯抜き」という作業が必要です。

今日はこれのやり方をレクチャーしますね。(写真付きです)

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(1)木炭の真ん中には芯があります。色が違う円があるのが分かりますね。

木炭は木を炭化して作るのですが、焼成の際に真ん中の部分が外側と性質が違う炭になるため、

このような状態になります。芯の部分は色味も違い、木炭紙への定着が悪いため、

描く前に取り除いておく必要があります。気持ち良く描くために芯抜きは必須です!

 

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(2)これが「芯抜き」です。芯抜きをする際に必要な道具です。画材屋さんに行くと売っています。

2本入りで300円ぐらいで買えるので、木炭で描く方は是非買っておいて下さいね。

   

Amazonでも購入可能ですよ〜。

画像をクリックすると商品詳細ページに飛びます。

 

では、実際にこれを使って、芯抜きをしていきます!

 

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(3)芯の中心にぶすっと芯抜きを挿します。芯はやわらかいので、思っているよりも簡単に挿せますよ♪

 

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(4)ズズズーっと、きちんと反対側まで突き刺してくださいね。

 

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(5)反対側まで挿しきったら、芯抜きを上下にシュポシュポと動かします。

 

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(6)シュポシュポすると、このように芯が削れていきます。

手が汚れてしまいますが、気にせず続けてくださいね。

(*カスが出るので、必ず下にティッシュやいらない紙を敷くか、ゴミ箱の上などで行って下さい)

色の違う部分(芯)が見えなくなってきたかな、というところで止めてオッケーです。

 

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(7)続いて、中に入っている芯の削りカスを出すために、

木炭にくちびるを押し付けてふーっと思いっきり息を吹きます。

くちびるが汚れてしまうのがいやな方は、離してやっても大丈夫です。

(くちびるを付けてやった方が、しっかりカスが出せます)

 

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(8)息を吹いて、木炭を見てみると、このような状態になっています。

芯がなくなり、真ん中にぽっかり穴が開いているのが分かりますか?

これで準備はOK!!心置きなくデッサンを始めることが出来ます!

 

芯抜きは講座にいらっしゃる前に、事前にお家で済ませておいてから来て頂くと、

すぐに描き始められるので、スムーズですよ♪

芯抜きのやり方が分からない時、自信がない時は、ご遠慮なく聞いて下さいね。

 

また不定期でプチ講座を行っていきます♪